ストーリー

第一章「月の雫 砂の音楽」

第一章写真1 第一章写真2 第一章写真3

「道の途中」の砂浜に一人の少年と一人の男性。
気が付くと、そこにはたくさんの人々が誰かと交わることもなく歩いている。
共有している時間も空間も分からず過ぎ行く人に気づかないまま、
たった一人の孤独を味わいながら…

第二章「音楽の謎」

第二章写真1 第二章写真2 第二章写真3

置き去りにされた楽器が一つ
爪弾く誰かを待っているような。
言葉を知らない音楽が心を痙攣させる。
初めて恋を知った頃の愛しく切ないときめきこそが
楽器なのかも知れない

第三章「東風 笑う」

第三章写真1 第三章写真2 第三章写真3

一人っきりだと思っていたはずの「道」
ふと気が付くと、そこには無数の生き物たちと無数のドラマが。
笑い、涙、怒り、煩悩、生と死、茶番…
すべてが真面目 すべてが滑稽

第四章「民の道」

第四章写真1 第四章写真2 第四章写真3

僧侶が一人
年月を忘れ、五体の感覚を忘れ、世間を忘れるまで歩き続ける。
孤独を会得した僧侶が見たもの。
それは果てしない道と「独り」などあり得ないこの大いなる空間。

第五章「徒ならぬ月」

第五章写真1 第五章写真2 第五章写真3

いつの時代にもどこの場所にも必ず夜は訪れる。
雨の夜でも霞の夜でも必ず月はそこにある。
こちらからは見えなくても、月は黙ってこちらを見ている。

第六章「みんな迷子」

第六章写真1 第六章写真2 第六章写真3

月を疎ましく思うのは心に翳りがある証拠
月を邪険にするのは己に自信がない証拠
老婆であれ
楊貴妃であれ
皇帝であれ
それは誰でも皆同じ
月から見れば、すべては砂の一粒

第七章「半島から見る」

第七章写真1 第七章写真2 第七章写真3

大いなる空間に気付かぬ者は小心者
掌で月を隠し剣で音を斬り、己の怖気を誇張された名誉で覆う。
孤独から逃れるために征服を繰り返し
そして最後に道の途中で倒れる。

第八章「サイレント・ムービー」

第八章写真1 第八章写真2 第八章写真3

砂漠の砂の一粒一粒に刻まれた無数の歴史やストーリー
そっと摘んで指でこすれば
シルクロードを綾なす国々や民族の活気に満ちたカーニバルが始まる。

第九章「誰かが私を探している」

第九章写真1 第九章写真2 第九章写真3

「道の途中」の砂漠に一人の少年と一人の男性。
気が付くとそこには2人以外誰もいない。
だが、「孤独」ではない。
言葉を知らない楽器での会話。阿と吽
心を通わせる2人の会話に旅人たちが加わる。

第十章「終わらない道」

第十章写真1 第十章写真2 第十章写真3

誰の目にも見えない道がある
誰一人住んでいない国があり
誰の耳にも聞こえない歌がある
そして
いつまでも終わらない物語がある
物語は今も続いている。

カーテンコール

カーテンコール写真1 カーテンコール写真2 カーテンコール写真3